外に出しては危ない!?飼い猫を外に出すと危険な理由とは...
飼い猫を家の中でずっと飼っていると一度外に出してあげようかなと思ったことはありませんか?
私たちの感覚からすれば、ずっと家の中にいるより健康のため、運動のために外に出た方がいいと思いますよね。
でも、猫にとっては危険なことがいっぱいです。それはなぜか明らかにしたいと思います。
猫を外に出すと寿命が減る!?
ペットフード協会の調査によると、飼い猫全体の平均寿命は15.8歳です。わりと長生きだなと思いますよね。しかし、あることをする、しないで寿命に差が出てきます。
そのある事いうのが、「外に出ること」です。
飼い猫で外に出る習慣がある猫の平均寿命が14.2歳なのに対して、外に出ない猫は16.4歳でした。つまり、平均寿命に2歳もの差が生まれたということです。
ちなみにずっと外で生活している野良猫の平均寿命は3,4年と言われています。私の家にも野良猫がよく遊びに来るのですが、だいたい2年ぐらいで代替わりしている気がします。
やはり、外に出ている猫は平均寿命が短いのです。なぜ、平均寿命にこれほどの差が生まれるのでしょうか?
外に出ている猫の平均寿命が低い理由は?
外に出ることでの危険は色々考えられますが、
飼い猫だということを踏まえて一番に考えられるのは、他の猫との接触です。
私も近所の野良猫が、怪我をしていたり、亡くなっているのをよく見かけます。理由はすべて、猫同士のけんかでした。
飼っている猫だとあまり実感がないかもしれませんが、猫は縄張り意識をもっているのです。
猫の縄張りは、食べ物が得られるかどうかで大きさが違います。飼い猫なら、あまり縄張り意識を持たないかもしれませんが、外には野良猫もいます。野良猫の場合は特に食べ物がいつももらえるわけではないので、縄張り意識を強く持ちます。
この動画は野良猫が縄張りだとアピールするために行っているマーキング(スプレー)のシーンです。御覧の通り、猫は縄張り意識を持っているのです。
もし、縄張りに無知な飼い猫ちゃんが外に出て、知らずに野良猫の縄張りに入ってしまったら、と考えると恐ろしいですよね。
また、野良猫との接触が原因の病気も多いです。外に出る飼い猫ちゃんにとって他の猫との接触が一番のリスクとなります。
飼い主さんが、外に出してあげたい気持ちは分かりますが、家の中で不満なく生活できるように工夫することが大切です。