実は危険?!猫の運動不足がもたらす問題とは…
あなたの猫、太りすぎていませんか?
久しぶりに体重計に乗ったら、体重が増えてる...っていう方。そろそろダイエットしないといけないと思うのではないでしょうか?といっても実際に減らすまでがなかなか難しいのですが (笑)
私たち人間だと、体重が増えると、生活習慣病となり、がん、循環器の病気、糖尿病になりやすくなります。
では、猫ちゃんはどうでしょうか?
猫における肥満とは?
猫における肥満とは種類にもよりますが、だいたい5キロだと言われています。
※特殊な種類の猫の場合は、異なる場合もあるので目安として考えておいてください。
猫における理想の体型は理想体重の95%から106%と言われているので、だいたい4.75キロから5.3キロになります。
肥満猫の場合は理想体重の107%から122%です。だいたい、5.35キロから6.1キロになります。理想体重の122%以上は重度の肥満となります。
まとめると、
- 理想体重の95%~106%がベスト
- 理想体重の107%~122%が肥満
- 理想体重の122以上は重度の肥満
となります。
猫が肥満になるとどうなるの?
①関節炎
猫の肥満で最も起こり得るのは、関節炎があげられます。関節炎とは、何らかの原因で軟骨が減少、変形し炎症がおこることです。慢性的な痛みを伴い、悪化させれば変形性関節症といった関節の機能障害を引き起こしてしまいます。
これは、肥満によって、関節にかなりの負担がかかってしまうことで起こります。肥満体質が続けば、病状はさらに深刻化してしまいます。
飼い猫が、高いところに上がれなくなったり、以前より立ち上がることが少なくなったり、一部の足を引きづったりといった症状が見られれば要注意と言えます。
もし、理想体重をオーバーしていて、このような症状が見られたらすぐに、動物病院へつれて行きましょう。
②糖尿病
猫も糖尿病にかかるおそれがあります。猫の場合は血液中のブドウ糖が正常な状態より多くなってしまう症状のことを指します。
糖尿病の原因は、運動不足、食べ過ぎによる肥満が挙げられます。原因は人間とほぼ同じようなものですね。しかし、違う点として、猫は完全に肉食系の動物なので、高タンパク質で低炭水化物のバランスが崩れてしまった場合におこることが多いようです。
糖尿病への対策としては、高タンパク質な食べ物を与えることです。
ペットフードの表示にあるたんぱく質の含有量をチェックして購入することがポイントです。
さて、いかがでしたか?猫にとっても肥満は危険です。肥満を防ぐためにも、私たちがエサの管理や体調管理をしっかりしなければならないですね!