意外に知らない！猫ちゃんの目の秘密

みなさんは、猫ちゃんがどのくらい見えているか知ってますか？

最近、近所の猫がよく自宅の庭に遊びに来るのですが、その時に自分の姿が見えたから近寄ってきているわけじゃないなと思ったのです。というのも、至近距離だったにも関わらず、しばらくずっと、自分を警戒していたからです。

そもそも、猫ちゃんが野良猫（去勢済み）だったから、野生の本能かなとも思ったのですが．．．（笑）

気になったので、

猫ちゃんの目についての謎を解き明かしていきたいと思います。

猫ちゃんの目はどのくらい見えている？

みなさんは猫ちゃんの視力がどのくらいか分かりますか？イメージだと、遠くの虫を目で追いかけたり、動きの速いものにすぐ反応したり、目が良いのかなと思っている人が多いのではないでしょうか？

しかし、猫の視力は良くありません。

猫の視力は

約0.2～0.3 と言われています。

ちなみに視力0.2は、学校で黒板から一番近い一列目でも文字が見えないくらいだと言われています。つまり、猫の視力は良くないのです。

また、猫は色の違いを区別することができません。というのも色覚が発達していないからです。白と黒または少し赤色の世界の中で生きているそうです。

ただし、視力が悪いからと言って何も見えていないわけではありません。猫の場合、動体視力と、暗い場所での物体認知能力が優れています。

動体視力とは動いている物体を察知する能力です。例えば、猫ちゃんが飛んでいる虫を捉えようとするときにこの能力を使います。猫は肉食の動物なので、獲物を捕らえるために動体視力が発達したのです。

また、猫は暗い場所での物体認知能力

（暗視）も優れています。猫はもともと夜行性の生き物なので、夜に獲物を狩る習性がありました。そのため、暗闇での狩りの成功率を高めるため、暗闇に強い目になったのです。

まとめると、猫の視力は悪い。

でも、特別な目をしていると言えるのではないでしょうか？

猫ちゃんの目が悪くなることはあるのか？

人間だと、高齢になってくると視力が悪くなることがあります。では、猫も高齢になると視力が悪くなるのでしょうか？

実は、猫は高齢になっても視力は変わらないと言われています。しかし、視力が低下することはあります。それは病気になってしまう可能性があるからです。

猫の視力が低下する目の病気一覧

・白内障

猫は、人間に比べて白内障になりにくいと言われています。しかし、猫の場合、猫同士の喧嘩、交通事故など、外傷が原因で白内障になることがあります。

白内障の発見方法は、普段歩いている時に足をつまずいたり、モノにぶつかることが多くなったら、その可能性があります。

ただし、猫の場合、聴力が優れているので、ある程度慣れた場所なら、聴力だけでも歩き回れますし、片方の目だけが白内障である可能性もあるので、猫ちゃんの体の反応から発見するのは難しいと言われています。だから、定期的に目のレンズが白く濁っていないか注意してチェックすることをオススメします。

・緑内障

緑内障は、眼球の中の房水と呼ばれる液体が眼圧を一定にしているのですが、その眼圧が高くなることで起こります。

症状として、目が赤くなったり（充血）、光に過剰に反応してしまうなどがあります。また痛みが発生する病気なので、痛みがひどいと食欲をなくしたり、頭付近を触られるのを嫌がるようになります。緑内障は失明の恐れもあるので、症状を確認したらすぐに動物病院へ連れていきましょう。

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対策は？

基本的に猫の目の病気は、遺伝的なものが非常に少ないので、生まれた後から病気になるケースが多いです。なので、生まれてからの飼育に力を入れなければなりません。

特に猫は怪我から目の病気にかかることが多いので、怪我のリスクを最小限に減らすため室内飼育をおすすめします。

また、目の異常は症状が分かりずらいので、猫ちゃんの目を普段から観察することが大切です。そう！早期発見があなたの猫ちゃんを救うのです。