あなたは間違えていませんか?猫の傷の対処法
あなたは、猫ちゃんが怪我をした時に適切な治療を行っていますか?
最近、うちに遊びに来る猫ちゃんがおでこに怪我をしていました。他の猫ちゃんにやられたのか、どこかでぶつけて怪我をしてしまったのか分かりませんが、とても痛そうでした。
今回は、
猫ちゃんが怪我をした時の対処法について
取り上げたいと思います。
猫の傷は私たちの手で治療できるのか?
猫ちゃんの怪我は、私たちでも治すことができます。猫の傷の大半は軽度なものが多く、基本的には自然治癒で治ります。
私も猫の自然治癒にびっくりしたことがあります。家に来る野良猫はよく他の猫と喧嘩するので、怪我を頻繁にしていました。しかし、数週間後には元通り。猫の生命力はとても強いんだと実感しました。
もちろん、自然にも治せますが、私たちが適切な対処をすればもっと早く治すことも可能です。そのためには適切な対処法を学ぶ必要があります。
猫の傷の応急処置の流れ
まず、猫ちゃんが受けた傷がどういったものなのか確認する必要があります。というのも、傷によって、対処法が異なるからです。
例えば、
・傷から出血しているか?
・傷が浅いのか深いのか?
・傷の種類はなにか?
・痛みが生じているか? など...
治療の優先順位は?
1 出血がある場合
まず、出血があるかどうか確認しましょう。出血がある場合は止血を優先しましょう。
まず、出血箇所に滅菌ガーゼか、きれいな布を傷口に覆いかぶせます。覆った部分の上から手で圧力を加えます。
↓
出血が止まったら、傷口にガーゼを貼り付けて、血液が凝固するのを待ちます。(いわゆる、かさぶたをつくるため。)
※注意点
ガーゼを貼り付けたあと、しばらく、剥がすのはやめましょう。なぜなら、せっかく凝固し始めた血液がまた開いて出血してしまうかもしれないからです。
また、シリンジ(注射器)を利用すると消毒液の量を調整できるので、飼っておくとおススメです。
2 出血がない場合
傷口に出血が見られない場合、傷口が軽いものであれば、ペット用消毒液やぬるま湯、ガーゼ、布(綿以外)を使用して傷口を清潔にしましょう。もし、シリンジ(注射器)があれば、消毒液などを利用する際に量を調整しやすいのでおすすめです。
※注意点
アルコールや過酸化水素を使った消毒はやめましょう。人間にとってはアルコールは消毒効果がありますが、猫にとっては皮膚の組織に損傷を与える可能性があります。
3 傷口が深い場合
傷口の周辺をきれいにしてください。ただし、傷の中を洗ったり、消毒するのは控えて、獣医師のもとへ連れていきましょう。
※注意点
傷口が深い場合は、獣医師の治療が必要です。自分でできることを行った後は、
獣医師に任せましょう。
猫ちゃんが怪我をしたときの対処法は以上です。基本的には、私たちの手で、治療することが可能ですが、傷が深かったり、膿が出てきた場合は、応急処置の後は獣医師に任せるようにしましょう。
あと、対処法でも気になる箇所がありました。アルコール消毒が良くないことを知っていましたか?きちんとした対処法を知らないと、猫ちゃんの傷が悪化する場合があります。そうならないためにも、正しい治療法を学びたいですね。