冬は危険!猫ちゃんのうつ病に注意
今年の冬は暖冬だと言われています。暖冬のおかげで、去年の11月は部屋の中に閉じこもっていたのですが、今年は散歩やランニングができています。
しかし、いくら暖冬だとは言え、冬なので少しずつ寒くなるでしょう。寒くなると、外に出ないために気分がまいっちゃう時ってありますよね。外に出れないと憂鬱な気分になります。
じつは、冬はうつ病になりやすい時期でもあるのです。いわゆる季節性うつ病というもので、10月~11月にかけて発症します。季節性うつ病は冬になると、太陽の光が少なくなり、体内でセロトニンが分泌できなくなるのが原因で起こります。
では、なぜ猫専用のブログでこんな話をするの?っと思った方いると思います。その理由は、猫ちゃんもうつ病になるからです。
というわけで、今回は
猫ちゃんのうつ病 について考えていきたいと思います。
猫ちゃんはうつになるの?
うつ病は神経伝達物質の役割に異常が発生した時に起こると考えられています。
神経伝達物質には、セロトニン、ノールアドレナリン、ドーパミンなどが挙げられます。これらの物質は、人間が行動する活力(興奮、抑制など)に影響を及ぼします。
この神経伝達物質は人間だけでなく、犬や猫にも存在するということが分かっています。
つまり、人間の持っている神経伝達物質を猫が持っているということは、神経伝達物質に異常が見られれば、猫でもうつ病になるということなのです。
猫がうつ病になるのはどんな時?
猫がうつ病になることは理解できたかと思いますが、人間と猫のうつ病の原因が同じとは限りません。人は人間関係からストレスを抱えてうつになることがありますが、猫は単独行動がすきなので、猫同士の関係でストレスを抱えることは少ないはずです。
なので、うつ病は、慢性的なストレスによって引き起こされることが多いから、猫ちゃん目線で慢性的なストレスになる原因を探りました。
- 引っ越し
- 多頭飼い
- 猫ちゃんが遊べるものがない など...
1の引っ越しは、環境の変化によるストレスからくるうつ病の症状を指します。
猫は環境の変化に敏感なので、引っ越しのように今まで生活していた環境がガラリと変わると強いストレスを感じてしまいます。このストレスが長く続くと、うつ病になってしまいます。
症状としては、ごはんへの食欲が減ってしまったり、下痢をしてしまうなどが挙げられます。もし、猫ちゃんの生活が大きく変わる出来事があったときは、注意が必要です。
2の多頭飼いは、単独行動が好きな猫ちゃんが集団生活を強いられることによるストレスによる症状を指します。
ペットとして飼われている種類の猫は集団行動をせず、単独行動を好みます。なので、本能的に自分以外はすべて敵であるという考え方をしています。
一家に一匹の猫ちゃんを飼育しているのであれば問題ないですが、多頭飼いの場合は猫同士が交流しなければならない機会が多くあります。本来は一匹狼な生き物なので、新しい猫ちゃんを増やしたりするときは、ストレス症状が出ていないか確認することが大切です。
3の遊ぶものがないは、猫ちゃんの興味をそそる刺激となるものがないため、活動が弱くなり、うつになるというものです。
これは、何もない空間に閉じ込められると憂鬱な状態になる人間と同じです。理由は、私たちの感覚器官は適度なストレスを必要としているからです。何もない場所では、刺激がないので、感覚器官が働くのをやめてしまうのです。そのため、うつになってしまいます。
これは猫ちゃんも同じで、おもちゃも遊び場も何もないところでは、逆に刺激がなくてうつになってしまうのです。適度な刺激は、うつ病の防止につながります。せめて、おもちゃや遊び場は作ってあげましょう。
いかがでしたか?
猫ちゃんもうつ病になる可能性があります。特に冬は、日光が弱いので、うつ病になるリスクも高まります。
しっかり、うつ病のリスクを減らすように心掛けましょう。