飽きっぽい性格は直した方が良い？直すべきではない3つのメリットとは？【ネコ型人間あるある】

ネコ型人間の私、最近悩み事があります。

それは、「飽き性」であるということ。

最近、バイトで同じ場所をずっと掃除しているのですが、4か月やっているうちに飽きてしまいました 笑

過去に他にもバイトをやったことがあるのですが、飲食店 Barどちらも3か月でやめています。

しかし、世の中は「続けること」に意味があるようで、バイトの面談はもちろん、会社の人事さんは「辞めないか」を面接などで意識しています。

飽きっぽい性格は直した方がいいのかなと思ったりもします。

でも、そもそも「飽きること」はいけないことなのでしょうか？

そこで今回は、

飽き性は直すべきなのかどうか？をまとめました。

・人が飽きるのは仕方がない

人はもともと飽き性な生き物です。

「飽きる」ことは赤ちゃんの頃から身についています。

実験で初めて見る複雑な形をした図を赤ちゃんに見せると初めはじーっと注意をして見つめます。

しかし、何度も見せると、注意だけでなく、見ることすらしなくなります。

これは馴化という現象です。

ある刺激を繰り返し与えていると、初めは反応していても、

徐々に反応が薄くなるというものです。

つまり、同じことをやり続けると「飽きる」のは当たり前なのです。

・飽き性なりの生き方

では、「飽きる」を克服すべきなのでしょうか？

いいえ、そんなことはありません。

むしろ、「飽きる」を直さない方がいろんなメリットがあるのです。

そんなメリットを心理的に説明します。

①飽きるのは我慢すると体に悪い

我慢するということは、今のままを維持することです。

つまり、新しい事に挑戦しないという事になります。挑戦しないということは、私たちの産まれながらに持っている能力を低下させることに繋がります。

私たちには新しいこと吸収していく能力があります。これを流動性知能と言います。

この流動性知能は、25歳でピークを迎えた徐々に能力が下がり、60歳から急激に低下し始めます。

この能力を低下させないためには、日頃から新しい事に挑戦する必要があります。

参考までにですが、認知症患者に多い傾向が新しい事にチャレンジしなくなることだと言われてます。

つまり、「飽き性」を我慢するということは

健康的にとても良くないことです。

②新しいことをやることは健康に良い

先程、流動性知能の説明をしました。

そのことからも分かる通り、新しい事をやっている人は心身共に健康な人が多いのです。

他にも快ストレスというものがあります。

ストレスとはマイナス面をイメージしがちですが、短期的で適度なストレスは心理的に良い効果をもたらします。

ストレスとは今の状態からの変化に対する反応のことです。

だから、職場でのストレスや、死別などもストレスですが、結婚式や初デートと言った出来事もストレス反応を引き起こすのです。

ただし、結婚式やデートは快ストレスです。

継続的にストレスを感じるものではないので、心理的に良いのです。

つまり、新しいことを自ら進んでやる事に関して言えば、

快ストレスとなり、良い効果を私たちにもたらすということです。

やりたくないことを続けているのなら、自分の今やりたい事に時間を使うべきです。

③やめると行動力が上がる

まず、「飽きる」ということは、もうやり尽くしているという事です。

次のステップがあれば、話は別ですが、将来の展望がないのであれば、

やめるべきです。

次のステップがあるということは、成長するチャンスがあるということです。

人は成長することを経験すると、さらに行動を起こす意欲が湧きます。

この自分でもできるという“成功体験”経験は

自己効力感の向上のきっかけになるので、

さらなるチャレンジを起こす行動力になります。

※自己効力感とは、自分でこの課題をクリアできると自覚する能力です。

つまり、「飽きる」のを我慢して続けることは、

新しい成功体験を生む機会を潰すことになります。

素直に「飽きる」を選べば、やりたい事に時間をかけられるし、それが成功すれば、さらなる行動力が手に入るのです。

・まとめ

「飽きる」ことは誰にでもあります。

もし、今の現状に進展が期待できない場合は次のチャレンジに移るべきです。

私がブログを始めたのも、猫ちゃんを飼っているだけで終わるのではなく、皆さんと情報を共有したり、持っている知識を活かせる場を作りたいと思ったからです。

こうしてブログなど新しいことをやったことで、他にも動物のことを調べてみたり、色々なことをやってみたいと思うようになりました。

ぜひ、「飽きる」事に素直になって様々なチャレンジをしてほしいなと思います。