うちの猫が鳴かない... なぜなんだろう?
なぜ、うちの猫は鳴かないんだろう?
私も、うちに来る猫ちゃんを見てそう思ったことがあります。近所に何匹か猫ちゃんがいて、多くの猫ちゃんは、にゃ~と返事をするのに、うちに遊びに来る猫ちゃんは、にゃ~の返事がないんです。
どうしてなんだろう?嫌われてるのかなと思って、ネットを調べていたら、わりと同じ悩みを抱えている人がたくさんいました。
そこで今回は、
なぜ、うちの猫ちゃんは鳴かないのか?
について、調査したいと思います。
そもそも猫が鳴く理由は?
・何か要求があるとき(ごはんがほしい、構ってほしい)
・体調が悪い時
・ストレス発散
・発情の時期
・威嚇する時
などが主な理由です。
この段階で、気づいた方いらっしゃるでしょうか?そうなんです!発情時期の鳴く行為と威嚇する時以外はすべて、人間とのコミュニケーションの際に使っているのです。
ここに、猫が鳴かない原因が隠されているのです。
そもそも、猫は鳴かない?
猫が鳴く行為のほとんどが、人間に何かを伝える時に使うことが分かりました。しかし、猫同士がコミュニケーションをとる場合、声を出しているのでしょうか?
実は、猫同士のコミュニケーションには、鳴く以外の方法でコミュニケーションをとることが多いのです。
【猫のコミュニケーション具体例】
①におい
いわゆる、マーキングというやつです。これは、猫ちゃんがここは自分の居場所だぞということを相手に伝えるために、その場所やモノににおいをつけることで、居場所を巡る争いをなくすために使われます。
②目
猫は相手を威嚇する場合、目を大きくします。目を大きくしている時は警戒している状態なので、注意が必要です。一方で、まぶたを閉じて、目をぱちぱちしたり、細めている場合は、相手を信頼している証です。目は猫が信頼しているかを判断できる重要なコミュニケーションツールの一つです。
③しっぽ
しっぽは喜びや恐怖、興奮している時に、変化が見られます。例えば、しっぽの先がたっている時は、喜びの感情を表しています。一方で、しっぽを振ったり、しっぽの毛が逆立っている時は、不安や恐怖を表します。このように猫はしっぽで感情を表現することができるのです。
このように、猫は鳴く以外の方法で、コミュニケーションをとっていることが分かります。猫は鳴かなくても、他の猫と別の方法でコミュニケーションをとることが出来るのです。
だから、猫が鳴かないのは、コミュニケーションにおいて使わなくても良いからなのです。
特に野良猫は、猫同士でしかコミュニケーションをする必要がないので、基本的に鳴くのは発情期ぐらいです。飼い猫で鳴く猫が多いのは、人とコミュニケーションをとるためです。
しかし、元々猫は、社会性のある動物ではなく、単独行動を好む傾向にあります。人間に慣れている猫であれば、鳴くことに抵抗がないかもしれませんが、そもそも単独行動が好きな猫はわざわざ鳴いてまでコミュニケーションをとりたいと思わないでしょう。猫が鳴かないのは仕方ないことなのです。